純喫茶へ、いかがですか?

アコルデオンの唄うたいゴトウイズミの大好きなレトロ昭和な喫茶店。あちらこちらで見つけた純喫茶や昭和喫茶日記。


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「 cafe MONK」広島市中区 2011.1.9
 広島での私の居場所の一つモンク。基本は一人でいく。一人なのに、誰かと会う為に行く場所。そこに居る人ではなく、いない人に会いにいく。そんな大切な大切な場所。

店の前のチャリは私のボロチャリ。

入る前に一呼吸置くドア。

店内はいつもクラシック。店の前の喧噪が嘘のようにここには異空間が広がってます。

私の席はいつも決まっている。窓側のこの席。絶対ここ。ここが塞がっていることがまずないので必ずここ。夏になると窓があいていて人通りを眺めながらいろんなことを考える。

メニューは見にくいマスターの字で(失礼!)びっしり書かれている。初めはこのメニューを制覇するまで結構時間がかかった。

今日はカフェロブスタ−700円。小さめのカップに注がれています。味は大事に大事に煎れラレタ確実な味がします。

ここのマスターはチェロを弾きます。暇な時は練習してる。そんな姿が大好き。私はバッハが好き。マスターもバッハが好き。バッハが好きな人はわかる。大体仲良くなれる。どうしてだろう?それは何故かわからないのだけれど、、、

煙草は珈琲が来るまで吸わない。珈琲が来てもすぐに仕事しちゃったり、いろいろやったりしない。背筋をまっすぐに伸ばしてそこの場所に合うよう自分の品格を上げる。
それが自分の儀式でそこに相応しいマナーのような気がしてる。思い込みかな?
そうだとしても、それでいい。

何かを得ると、何かを見失う。器は決して広がらない。器はいつも正直だ。
一人ぽっちになって一人じゃない。
コレって、みんなといるのに孤独感が増すよりずうっと好きだな。
モンクも珈琲もこの席も煙草もマスターもチェロもバッハもみんな好きだな。
本当に好きだな。


| - | 16:34 | comments(0) | - |
「 純喫茶ローリエ」山形県鶴岡市 2011.1.3
 山形県鶴岡市は私の地元だ。出る前は嫌いで仕方なかったこの土地も、離れてしまえば情緒溢れるいい土地ではないか。雪のある時期に帰省すると何故か胸がソワソワする。今回の帰省もそれに輪をかけてソワソワが付き纏う。そんな時は決まって「純喫茶ローリエ」に足を運ぶ。すごいいい店なんです。ここ。

何故か人がいつも少ないのですが、大体開いている嬉しい御店。

私は、いつも珈琲を飲んでしまうのですが、夏に戻ったら絶対昭和スイーツを希望。

お店はすごく広い。

鶴岡だから土地が安いのか、広い!

絨毯の模様みたいな柄が凄く可愛い。居心地とてもいい。

私が一番好きなのがこのシャンデリア。いつ見ても綺麗。いつ見ても裏切らない私の憧れ。こんなオンナになりたい。

珈琲は400円。注文するとすぐに出てくる。味は、、、うん。温かい。

時間とは常に無情であり、ある時は非情だ。至福の時を与えたかと思うと無惨に剥ぎ取る。強い人間はそのバランスを上手くとって何事もなく悟られずに生きていくのであろうが、私のような弱い人間にとってはその繰り返しがダメージを与える。いや、その繰り返しさえ許されない日常に私は絶望を感じたりする。楽しいことくらいもはや退屈となった日常にあるだろうと思ったりもするのだが、その楽しいと言われることを楽しむ余裕など今はない。それだけ至福の代償は大きい。


ローリエはいつでもクラシックが流れている。コーヒーを飲む時くらい言葉のある音楽はいらないと思う。他人の呟きなど正直聞きたくないしドラマ性もいらない。自分がここにいるだけでいい。もう何にもいらない。
こんなポジティブでネガティブな年明けは初めてだ。多分今年もいい年になるはず。きっといい年になる。自分が負け犬であるところからのスタートだ。


向こう側の席に誰かがいたりすることがあるのかなあ、、、

| - | 00:32 | comments(7) | - |

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